2022.11.23
歯科医院で「歯科健診」を1年に1回以上定期的に受けている人は44%
非受診者の86%は「健診内容をよく理解していない」と回答
Z世代の15~19歳は歯科医院にポジティブイメージ
「歯科健診」の意識調査
ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、骨太の方針2022で「生涯を通じた歯科健診の充実(国民皆歯科健診)の具体的な検討」が掲げられたことを受け、「歯科医院で受ける歯科健診(以下、歯科健診)」に関する意識調査を行いました。その結果、「1年に1回以上定期的に歯科健診を受けている人(以下、定期的受診者)」は44%でした。定期的受診者の「歯科健診に対する満足度」や「歯やお口の健康に対する満足度」は高く、セルフケアにも積極的である傾向が見られました。反面、歯科健診を受けていない人(以下、非受診者)の86%は、「歯科健診の内容をよく理解していない」と答えており、歯科健診の内容を知らないことが受診しない理由の一つではないかと推察されました。歯科健診受診率の向上のためには、非受診者に歯科健診の内容やメリットを伝えるほか、様々な角度からの取り組みが必要と考えられます。
また、Z世代に含まれる15~19歳の人は、他年代に比べて、歯科医院に対して「好き」「心地よい」などのポジティブなイメージを持っていることがわかりました。この背景には、15~19歳のむし歯のある人が年々低下しており歯科医院の治療で「痛い思い」をした経験が少ないことが推察されます。歯科医院の受診に抵抗感が低いこの年代が、毎日のセルフケアに定期的な歯科健診を組み込むことで、歯やお口を良好な状態に維持し、令和の時代の新たなオーラルケア習慣をつくっていくことが期待されます。