2020.7.21 コロナ禍の受診中断で患者の口腔状況が悪化 7割の歯科医院で経験 大阪府歯科保険医協会
20日、大阪府歯科保険医協会は、新型コロナウイルス(以下、COVID-19)の感染拡大下における患者の受診・治療状況や歯科医療機関への影響を調査するため、会員の歯科医師を対象にアンケートを行った結果を発表した。それによると、コロナ禍の受診中断で患者の口腔状況が悪化していたことなどが判明したという。
大阪府歯科保険医協会は大阪府内の歯科医師約4,200人で構成されている。調査期間は、6月22日〜26日。「新型コロナウイルスの感染拡大による歯科医院への影響についての緊急アンケート」を行った。調査方法としては、ファックス登録のある開業医会員を3割(1,222 人)を無作為抽出し、回答率は11.7%だったという。
その結果として、COVID-19の感染拡大により、患者が歯科医院への受診を中断した結果、急性症状で来院した患者が「いた」と回答した歯科医院が 67.6%、「いなかった」回答したした歯科医院が29.6%であり、無回答が2.8%であった。