2021.4.22 認知症や動脈硬化の一因に! 怖い「歯周病菌」を撃退しよう
毎日歯磨きをしているし、痛いところもないから「私の歯は健康」。そう思っている人でも、実は歯周病にかかっていることが多いといいます。放っておけば、歯を失ったり、全身の健康に悪影響を及ぼしたりする可能性が。健康維持に欠かせない歯のケア方法を見直しましょう。
40~60代の約8割が歯周病 マスクをする機会が増えたら自分の口臭が気になり始めた。そこで念入りに歯磨きをするようになったが、やっぱり臭う……。 そんな悩みに答えてくれたのは、口腔環境と認知症との関連に詳しい、認知症専門医の長谷川嘉哉先生です。 「口臭の原因は歯周病菌です。口の中には腸と同様、多様な常在菌がバランスを保ちながら共存しています。しかし、年齢を重ねて免疫力が低下するにつれ、悪玉菌である歯周病菌が増殖。すると、口臭が発生したり、口の中がねばねばしたり、歯ぐきが赤く腫れたりするようになります。これが歯周病です。進行すると、歯を支えている骨を溶かし、歯を失うことにつながりかねません」
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