2024.2.21 「オーラルフレイルの予防・改善」のために、定期的な歯科受診や口腔機能維持トレーニング実施を—都健康長寿医療センター
「口腔状態に問題」があると全身状態の悪化、認知機能の低下につながる。毎日の歯磨きと定期的な歯科受診、口腔機能を維持・向上するためのトレーニング実施が重要である—。
東京都健康長寿医療センター研究所(東京都板橋区)が2月1日に研究トピックス「栄養・口腔ケアのちょい足し:オーラルフレイル対策でいつまでもおいしく食べよう!」を公表し、こうした点への留意を求めました
「口のささいなトラブル」に早期に気づき、対処することが介護予防にとって重要
昨年度(2022年度)から団塊世代が75歳以上の後期高齢者となりはじめ、2025年度には全員が後期高齢者となります。高齢化の進展は「要介護者、要支援者の増加」につながるため、「介護予防」などが非常に重要となり、その一環として「フレイル対策」が重視されています。
フレイルとは「加齢に伴い抵抗力が弱まり、体力が低下した状態」や「自立喪失(介護が必要な状態や死亡)のリスクが高まっている状態」などと定義され、自立→フレイル→要介護状態と進んでいきます。
しかし、適切な支援・介入により「フレイル→自立」と回復することも可能です。このフレイル予防においては「食べる」機能、中でも「咀嚼(噛む)」機能がとりわけ重要であることが分かっています(関連記事はこちらとこちら)。
「オーラルフレイルの予防・改善」のために、定期的な歯科受診や口腔機能維持トレーニング実施を—都健康長寿医療センター | GemMed | データが拓く新時代医療 (ghc-j.com)
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